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シンポジウム・研究集会の案内
2026年度日本プランクトン学会春季シンポジウム
「プランクトンを対象とする画像イメージング解析の現状と,今後の機器開発と研究の方向性:我が国の目指すべき施策とは」
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主  催

日本プランクトン学会

開 催 日

2026年3月21日 (土) 9時00分〜17時00分

場  所

東京海洋大学品川キャンパス・白鷹館

コンビーナー

山口 篤 (北大水産)・Dhugal Lindsay (JAMSTEC)・
北島 聡 (水産資源研)
趣旨  画像イメージング解析を用いたプランクトン研究はここ数年著しい進歩を見せている.撮影装置には先端技術が詰め込まれた高精細・多機能なものから,低コストで市民科学者が自作可能なものまで多様なものが登場し,解析にも深層学習やLLM,Webプラットフォームなど多様なツールが安価で利用可能となりつつある.そこで,周囲を海に囲まれた我が国において,この技術を今後どのように高度化し,利活用・普及させてゆくかを検討するためのシンポジウムを開催したい.具体的内容としては,画像イメージング機器を使用している研究者,機器開発に取り組んでいる日本企業,プランクトンの同定に精通した研究者,深層学習・LLM等の技術分類に精通した研究者,さらに今後ユーザーとなりうる研究者・技術者・市民科学者などが一堂に会して,各種の話題提供を通じて画像イメージングを用いたプランクトン研究の現状把握,日本における今後の機器開発や,研究・技術普及の方向性についての議論等を行えたらと思っている.
プログラム
3月21日(土)
9:00〜9:30 受付  
9:30〜9:35 開催挨拶 高橋一生(日本プランクトン学会会長)
9:35〜9:40 趣旨説明・開催案内 山口 篤(シンポジウムコンビーナー)

9:40〜10:30

プランクトン画像イメージング研究のオーバービュー Dhugal Lindsay(JAMSTEC)
10:30〜10:40 休憩
10:40〜11:10 現場画像解析 (A-VPR) による動物プランクトンの生態・行動研究 高橋一生(東大農)
11:10〜11:35 画像データを活用した単細胞動物プランクトンの生態研究 仲村康秀(島根大)
11:35〜12:00 Event-based Vision Sensor (EVS) 粒子センシングと高速行動解析が拓く海洋環境の新観測

高塚 進(ソニーコンピュータサイエンス研究所)

12:00〜13:30 休憩
13:30〜13:55 Event-based Vision Sensor を用いた海洋粒子・プランクトン観測の試みと実運用上の課題 佐野雅美(極地研)・ 神山椋平(海洋大)
13:55〜14:20 画像イメージング機器による植物プランクトン研究の可能性

松野孝平(北大水産)

14:20〜14:45 水産試験場の海洋観測におけるPlanktoScope活用事例 有馬大地(北水試)
14:45〜15:05 水研機構が管理する動物プランクトン試料の紹介とその画像解析への利活用について

田所和明(水産研究・教育機構)

15:05〜15:15 休憩  
15:15〜15:45 日本で画像解析を使えばどのようなモニタリング網が形成できそうか 北島 聡(水産研究・教育機構)
15:45〜16:15 10年後20年後を見据えた,該当分野の我が国の方向性 山口 篤(北大水産)
16:15〜16:45 総合討論 コンビーナー(山口,Lindsay,北島)
16:45〜16:55 閉会の辞 高橋一生(日本プランクトン学会会長)
<日本プランクトン学会総会のお知らせ>

シンポジウム終了後 (3月21日 (土) 17:00〜) に,2026年度日本プランクトン学会総会を行う予定です.