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シンポジウム・研究集会の案内
2011年度日本プランクトン学会春季シンポジウム
2011年度日本海洋学会春季大会シンポジウム(A)
「珪藻の生物学」
   

日本プランクトン学会シンポジウムの中止について(2011.03.15)

 このたびの大震災で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 先日3月11日に発生しました震災被害が甚大で、災害復旧の目処も立っておらず、参加者の交通の便や、会場の電源確保等にも問題があることから、3月22日(火)に予定されていました日本プランクトン学会シンポジウムは中止とさせていただきます。
 なお、本シンポジウム企画につきましては、シンポジウムコンビーナーより、別の時期に行いたい旨の連絡がありました旨、申し添えます。

 以上、とり急ぎご連絡まで申し上げます。

日本プランクトン学会会長 今井一郎

主  催

日本プランクトン学会

共  催

日本海洋学会

コンビーナー

津田敦(東大大気海洋研)、桑田晃(水産総合研究セ)

日  時

2011年3月22日(火) 10:00-16:50

場  所

東京大学柏キャンパス 柏図書館メディアホール(大会第一会場)

趣  旨

珪藻はもっとも古くから研究されてきた植物プランクトンであるが、より小型の植物プランクトンや有毒植物の研究に押されがちであった。しかし、近年、炭素のシンク及び食物連鎖を駆動する新生産の担い手としての重要性が認識され、さらに、系統関係や珪藻をめぐる新しい物質の流れなど新しい発見が相次いでおり、その重要性は再認識されるにいたっている。そこで、最近の知見を俯瞰するとともに、今後の展望を探っていきたい。なおこのシンポジウムでは、キーノート(発表時間30分)の他、公募形式で一般発表を設け(発表時間15分)、より広い範囲で話題提供を呼び掛けたことも、初めての試みである。
プログラム
10:00-10:15 開会挨拶と趣旨説明
     津田敦(東大大気海洋研)
座長 桑田晃(水産総合研究セ)
10:15-10:45 化石珪藻から見る珪藻の進化
     須藤斎(名大院環境)
10:45-11:15 パルマ藻は珪藻の祖先か?
     ○一宮睦雄(水研セ東北水研)・吉川伸哉・神谷充伸・大城香(福井県立大)・高市真一(日本医大)・桑田晃(水産総合研究セ)
11:15-11:45 珪藻細胞サイズの進化モデル:海洋と淡水の対比
     吉山浩平(東大大気海洋研)
11:45-12:15 高速増殖能力を持つ珪藻
     一見和彦 (香川大)
12:15-13:15      昼食
座長 一見和彦 (香川大)
13:15-13:45 珪藻に寄生するツボカビが駆動する物質流
     鏡味麻衣子(東邦大学)
13:45-14:15 珪藻ウイルス研究の最前線と今後の展望
     ○外丸裕司・長崎慶三 (水産総合研究セ)
14:15-14:30 淡水珪藻化石から推定される中新世以降の湖沼の生態学的特徴は何か?
     齋藤めぐみ(科博)
14:30-14:45 日本の淡水産固有種の分布と起源
     辻彰洋(科博)
14:45-15:00 東京湾の干潟における底生珪藻の一次生産と種組成
     植松(栗原)幸希(東大院農学生命)
15:00-15:15      休憩
座長 外丸裕司(水産総合研究セ)
15:15-15:30 珪藻研究への化学的なアプローチ
     真鍋武彦(瀬戸内 AquaLab)
15:30-15:45 鉄散布と台風実験から示唆される珪藻の特徴
     ○津田敦・安木奈津美(東大大気海洋研)・鈴木光次(北大院環境)・齊藤宏明(水研セ東北水研)
15:45-16:00 円石藻と珪藻の生理特性の比較
     辻 敬典(筑波大生命環境)
16:00-16:15 珪藻のリン源獲得経路とは
     山口晴生(高知大)
16:15-16:30 珪藻の休眠過程の生理生態学
     ○桑田晃(水産総合研究セ)・奥修(MWS)
16:30-16:45 珪藻の有性生殖過程の一細胞動態解析
     ○城川祐香(東大・理)、若本祐一(東大・複雑系生命システム研究センター)、嶋田正和(東大・広域)
16:45-16:50 閉会挨拶
    今井一郎(日本プランクトン学会会長・北海道大学)
<総会と懇親会のお知らせ>
シンポジウム終了後、同会場において2011年度日本プランクトン学会総会を行います。また総会終了後、日本プランクトン学会懇親会を予定しております。
一般講演の発表申し込みは12月17日までとします。コンビナーまでメールでお申し込みください。多数の応募があった場合は、一部をポスター発表とさせていただきます。キーノートおよび一般公演の方には要旨の提出をお願いします。本文350字以内で、津田(tsuda@aori.u-tokyo.ac.jp)または桑田(akuwata@affrc.go.jp)まで送付願います(締切1月15日)。